ディスカバーリンクせとうちは、繊維・アパレル業界の新入社員研修プログラムや育成教育プログラムとして、繊維産地の集積地・福山で体験し学ぶ、産地滞在型研修プログラムをスタートします。

初回となる2022年7月4日から約2週間のプログラムには、MOUSSYやSLYなど21ブランドを展開し、国内外の直営店およそ700店舗を運営する株式会社バロックジャパンリミテッド(所在地:東京都目黒区、代表取締役社長 兼 最高経営責任者:村井博之)の新入社員9名が前期・後期の2班に分かれて参加されます。
カイハラ株式会社が保有する4工場の見学から始まり、繊維産地継承プロジェクト委員会 HITOTOITOで本格的な5ポケットのジーンズを縫うデニムスクールでの実技、縫製工場、加工洗い場工場などの企業訪問、歴史や付属加工品についてYKKスナップファスナー株式会社より講師を招いた授業などを予定しています。週末は、瀬戸内を楽しむしまなみ海道サイクリングツアーや、尾道デニムショップで商品のストーリーを伝えるショップ見学などのアクティビティも組み込み、さまざまな体験を通じて、この地域の特性や環境、風土を感じてもらう2週間のプログラムを企画しました。
バロックジャパンリミテッド社の人事担当者は、今回の研修を通して、同社の事業の起源である「デニム」と「ものづくり」の現場を体感することで、商品に対する理解を深め、クリエイティブな思考を醸成するきっかけを作って欲しいと、プログラムで得る体験と社員の成長への期待を寄せています。

この地域は、繊維に関連する企業や工場が多く集まる日本でも類をみない一大産地を形成するエリアです。江戸の「備後絣」から連綿と続く、織り・縫製・加工技術がこの小さな地域に集まりこの土地だから体験できる、産地滞在型研修プログラムとして、ものづくりの現場で実際の製造過程・歴史背景・携わる人々の技術を知っていただくことで、製造、商品企画、販売業務などの分野でさらに活躍できる人材育成プログラムとして活用いただけることを目指しています。